✅自己資本利益率(ROE)
✅総資産利益率(ROA)
✅一株当たり当期純利益(EPS)
経営者(起業家)として、この3点は必ず抑えておきたい。
解説します。
ROEとは
ROE自己資本利益率(Return On Equity)は、一年間の企業活動を通じて
「株主の投資額に対してどれだけ会社が効率的に利益を得たか」
を判断するのに用いられます。
→株主が拠出した自己資本を用いて企業がどれだけの利益をあげたか
ROEは、もちろん高いほど、効率的に収益化されていると判断されます。
自己資本利益率(ROE) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
自己資本 = 純資産 - 新株予約権 - 少数株主持分
ROE = 売上高純利益率 × 総資本(資産)回転率 × 財務レバレッジ
SABUブログ作成
となります。一見難しいですが、理由がわかれば簡単です。応用もどんどん効きます。
ROAとは
「会社の総資産を利用してどれだけの利益を上げられたか」
ROA総資産利益率(Return on Asstts)の計算式は、
ROA=当期純利益÷総資産
ROA=(売上高÷資産)×(純利益÷売上高)
要は、全て支払って最終的に残った金額「当期純利益」が、株主の取り分となります。
株主が、株式投資を行うか否かの基準が欲しい時はROAより、経常利益を優先します。
ROAの数値を高めていくためには、
・売上高における利益率を上げていき、収益性を高める。
・総資産を減らして、効率性を高める方法。
RPEとROAの違い
分母が総資産と純資産(総資産から負債を引いた資産の数値)で変わります。ROEは会社の負債を資産に含めない数値であるため、ROAとROEという2つの指標を活用して、会社の経営分析可能です。

自分の会社 非上場株式の評価額はわからない?
中小企業の社長・役員は自社株が毎日いくらかなんて考えないでしょう。
ただ把握してないといざ勇退の際に、おもいがけない多額の譲渡金額の支払いや相続税の負担がかかってきます。
・会社の規模、業種等により評価方法が分かれる。
・類似業種比準価格(近しい業種の市場価格の影響度が高い価額)と純資産価額(会社自身の財政状態の価額)のいずれか低い株価を用いて評価する方法。
・会社の規模が大きいほど市場価格に近い水準となり、会社の規模が小さければ市場価格の影響度は低い。
自社株1株いくらかわからない

※国税庁HPより
第1表その1 評価上の株主の判定及び会社規模の判定の明細書

第1表その2 評価上の株主の判定及び会社規模の判定の明細書
第2表 特定の評価会社の判定の明細書
第3表 一般の評価会社の株式及び株式に関する権利の価額の計算明細書
第4表 類似業種批准価額等の計算明細書
第5表 1株当たりの純資産価額(相続税評価額)の計算明細書
第6表 特定の評価会社の株式及び株式に関する権利の価額の計算明細書
第7表 株式保有特定会社の株式の価額の計算明細書
第8表 株式保有特定会社の株式の価額の計算明細書(続)
なかなかご自身では出せない計算となりますので税理士への相談をお勧めします。
まずは無料相談を行いましょう。

図解 ROE EPS BPS計算式
自己資本利益率(ROE) = 一株当たり当期純利益(EPS) ÷ 一株当たり純資産(BPS)
・当期純利益100万。発行済株式数が1万株の会社のEPSは?
1,000,000円÷10,000株=100円
・一株当たりの純資産(BPS)は、

●増資で「発行済株式総数」が増加する際は、EPSが下がります。
●減資・自社株を購入・償却した際は、「発行済株式総数」が減少しますのでEPSは上がります。