企業の採用は基準はどうなってるの

店長時代の話です。多い時では1日4.5件面接があるのですが、8割は主婦の方です。
主婦層の労働力が日本経済を担っているといっても過言ではありません。
「子供が小さくて働けない、社会復帰したい」といった方が小売業は集まりやすいのが特徴です。
フレキシブルな時間制約なため開店前に従業員が少し多いくらいがちょうどよく物品の搬入作業なども重なり朝の時間帯は非常に需要が高い。社会復帰を狙う女性にはいいステージになるのではないでしょうか。
ぼくも子供が小さいのでできるだけ希望に応えてあげたいと言う気持ちが大きく、
採用後のミスマッチが起きないように面接、というか雑談で相手の本心を引き出していました。

これから話す事は面接での採用基準の話。
履歴書に目を通して話したときに簡単に志望動機を聞く。まぁ志望動機なんてどうでもいいし、誤字脱字があったとしても特に問題なし。
面接に来られた方は、実は子どもを産むまで、ぼくなんかより全然給与がいい会社で働いてたかもしれませんし、続けていれば起業されていたかもしれない。
バックグラウンドは重要です。
志望動機はお金がほしいでOK

面接官が思う1番嬉しい答えが「お金が欲しいからです。」
面接の時にしっかりお金の話や保険料の話をする。
フルタイム勤務で残業したときの賃金割り増し「分単位?」「30分単位か」「25%増し?」そんな具体的なことに興味がありしっかりと質問をしてくる人は長期的にここで働くことを望んでいる方で、そういう方は大抵採用にしていました。
「お金がほしい」とキラキラした目でいう20代前半の女性は入社後もてきぱき機敏に動く人が多かった。
子供を産んだ後にどうしても条件が悪くて働けないと言う専業主婦だった方、もったいないですよね
アルバイトパートで決まった時間に時給を得られる点は1番大きいと思う。
逆質問がある方が信頼度が上がる

転職時の面接でも同様、お互いが質問をすることで信頼性・本気度がぐっと増します。
ぼくはいつも「何かほかに心配なことありますか」と聞いたうえで「とくにないです、大丈夫」という言葉を聞くと別にここで働く理由はないのかな、と心の中で思っていました。
不採用の通知を出された際に「まあ別にここには行きたくなかったからね」と強がりばっかり言ってても入社後に何かしらの形でトラブルを起こされたりと後悔するだけです。
特に気を付けたいのが、
自己PR アピールポイントをしっかりと把握しておきたいので、何もないですが採用してください。はちょっと図々しいかと感じます。
☆ポイント
〇「ボーナスは歩合によってどれくらい変わりますか?」など具体的な質問。 〇そこでしか聞けない質問を2つは用意しておくと効果的です。 大丈夫です特に感じ悪くなんてありません。
逆質問をして信頼度を高めましょう。
産後の社会復帰

企業側も20代後半から40歳までの労働力は必要不可欠❗️
2025年以降65歳以上が30%を超える。
女性の社会復帰を企業が手伝う義務はあると思う。すくなくともぼくはそう思います。皆さんは日々どう捉えていますか??
条件が合わないから働けないと言うのは非常にもったいないですし、
面接に行こうとアクションを起こしている時点で一つの関門をクリアしてるんじゃないかな。
CADを最初から使える人もいたしバリバリ仕事できますし、へたな正社員なんかよりずっといいです。

改正法により、認可保育所や一部の幼稚園、認定こども園に通う3~5歳児は、世帯年収にかかわらず全額無料になる。
0~2歳児は住民税非課税世帯が対象。
合わせて約300万人の子どもが恩恵を受ける見通し。給食費は無償化後も引き続き自己負担
※引用:JIJI.comニュースより
2020年以降専業主婦の割合は激減。30%を切っています。
2次保育をしている家庭は統計では。
20年前は考えられない数字ですが2025年以降は加速しますし介護関係の仕事に従事する人たちも増えないといけない。
よりわが子と触れ合う時間を大切にしたいところですがなんせ働かないといけないので保育従事者の待遇を手厚くして人気の職業にランクインするくらいがいいです。
実際ぼくがこどもの頃 1、CA 2、歌手 3、保母さん 4、パン屋さん 5、花屋さん でした。なんか時代変わりましたね。
企業と2人3脚

働く理由は人それぞれで、仕事の内容なんてどうでもいいと考える人もいればやりがいをモットーにする人もいます。
よりお金を効率的に稼げるから皆シフト制の仕事に就きたいと考えここに来るわけで、自分に合った時間や賃金体系を最初に聞く事は肝心。
後で会社とのミスマッチが起こっては取り返しつきません。
日本は、お金に対して消極的すぎだと思いませんか。
「お金なんていらないよ」って言う貴族階層は年収3000万円以上の人が言う話であって、一般人は心の内は早い段階で正直に話すべきです。
後に人事部が、給与面でどうすることもできませんし、転職の際に最初の面接でこれだけ欲しい!!前の会社に合わせてほしい!!など訴えることは最低限必要です。
若いときは誰も失敗はあると思いますが、いくらでもいいんで雇ってくださいなんて言うと一生低価値で、評価が上がらないですよ。
特別なスキルはなくても自分の価値を簡単に下げることはありません。
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